日用の器を直して楽しむ、金継ぎ工房「繕いのうつわ」のブログ


by tsukuroinoutsuwa

備前経文宝瓶

備前経文宝瓶_c0223222_13141163.jpg備前焼の宝瓶です。
胴の周りに般若心経が細かい文字で彫られいます。
注ぎ口が欠損していたので、パテで整形し金を蒔きました。
急須や宝瓶の口は欠けやすい部分ですが、
湯切れを良くするために、整形には神経を使います。

お客様のおばあさまから受け継がれた品物で、20年以上、欠けたままになっていたそうです。
「早速、おばあちゃんに報告します」と喜んでいただきました。
by tsukuroinoutsuwa | 2009-11-01 13:17 | 茶器(茶碗/宝瓶など)