金継ぎとの出会い

この道の芸歴は30年ほどになります。
最初のキッカケは、
当時、正倉院の螺鈿紫檀五弦琵琶に魅せられて、螺鈿細工にはまっていました。
それに使う夜光貝が高価で私には手が出ず、
知り合いの日本料理店の大将にアワビの殻を分けてもらっていました。
ある日
「おにいちゃん、うちの欠けた器、直せんかなぁ?キンツギゆうのがあるじゃろぉ」
「螺鈿が出来るんならおんなじ様なモンじゃけぇ」と、大将。

というわけで、以来、欠けた器が溜まるたびに
そのお店の繕いを引き受けていました。
大将のお店はずいぶん前に閉店してしまいました。

普段遣いの器でも
欠けたり、ひびが入っても愛着のあるものを
繕って使うのは、また違った器の世界が広がります。

by tsukuroinoutsuwa | 2009-10-26 21:38 | 工房のご案内  

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